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ディック・ブルーナ展とくまのがっこう展
今日はとても暖かいですね。
昨日は松屋銀座で開催されている「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展と「誕生15周年記念 くまのがっこう」展に行って来ました。
ディック・ブルーナさんは残念なことに2月16日に亡くなってしまいましたね。
とても好きな作家さんで、あれだけシンプルなタッチで描かれているのに見るたびに新しい発見があるのですよ。
私がブルーナさんの作品を意識して見るようになったときには、すでにブルーナさんはおじいちゃんでした。
優しげなお顔をしたおじいちゃんが、こんなにも可愛らしい絵を描くなんてとても素敵だと思いましたよ。
あと、お仕事をする事務所まで自転車で毎日通勤していることに今も憧れます。
今回の展覧会では、デザイナー時代の作品から絵本作家時代まで、沢山の作品が見ることが出来ました。
デザイナー時代から一貫しているのが、どの作品も本当にシンプル!
デザイナー時代と絵本作家時代の作風の大きな違いは、アウトラインの線があるなしが大きな違いですかね(もちろん、デザイナー時代にも線を使っている作品はあります)。
昨日、松屋銀座の8階に到着して驚いたのが「くまのがっこう展」もやっていたこと。
それぞれ大きめな面積のグッズ売り場もあって、なんというか、8階全体がカオス。
少しでも気を抜いたら、お財布の中をスッカラカンにして家に帰っていた!という事態になりかねません。
たくさんの可愛いグッズが売られていてホントにあの場所は危険です。一瞬で身ぐるみを剥がされかねないです。
こういった展覧会って開催時期を一緒にしないのでは…?と困惑しつつ、もちろん「誕生15周年記念 くまのがっこう」展も観ました。
「くまのがっこう」の絵本の原画を中心に展示されているのですが、驚いたのがマーメイド紙のようなザラッとした紙に水彩でさらっと描いていて、絵にとても透明感があるのですね。
クマさんの茶色など、もっと色を塗り重ねているのと思っていました。
そうそう、今回の2つの展覧会はブルーナさんが男性で、「くまのがっこう」の絵を描かれるあだちなみさん女性ですね。
ブルーナさんの絵にも憧れがあるけれど、女性の描かれる柔らかい絵にも憧れがあります。
絵の仕事をしていない女性の方でも、魅力のある絵を描く方が多いように思うのですよね。
お化粧の技術が絵に生かされているのでは?という仮説を以前に考えたのですがどうでしょう?
単純に男性と女性の脳の違いですかね?
岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ
お仕事で描いているイラストが少し大変だったのですが、なんとか終わりそうです。
色がなかな決まらずに時間が掛かってしまったのですよ。
というわけで「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」。
世田谷文学館は私の家から自転車で行ける距離にあるのですね。
以前にそんな話をしたことがあったのか、学生時代の友人から観に行くという連絡があったのですね。
文学館の前まで行って挨拶だけでもしようと思っていたのですが、結局一緒に観てしまいましたよ。
岡崎京子作品は「リバーズ・エッジ」と「ヘルタースケルター」しか読んだことがないけれど、この2作品とても面白いですよね。
展示内容は、漫画原稿はもちろんのこと、学生時代の作品、作者の写真やインタビューの載っている雑誌、映画のヘルタースケルターの衣装やスケッチなども見ることが出来ます。
あと、デビュー前にきょうこ おかざき名義で投稿された、イギリスのバンドQUEENのイラストハガキの掲載された音楽雑誌も展示されていました。
とても充実した内容なので、ファンの方は感激すると思います。
私自身、漫画=週刊少年ジャンプで過ごしてきたので、岡崎京子についてほぼ知らなかったのですね。
今回、展示されている当時の雑誌などを見て、とんでもない影響力だったと理解しました。
とりあえず「pink」という作品を読んでみます。
そのことを友人にも話したら、ワニが出てくるとのこと。
一体、どのようなお話なんだ!?
難波田史男の世界 イメージの冒険
昨日の午前中は一気に寒さが増しましたね。
一昨日はアジアカップのヨルダン戦を観ました。
ヨルダンのラフプレーにハラハラしつつ、とても良い内容でしたね。
少々気になっているのが、八百長疑惑のあるアギーレさん。
このまま続投してほしい気持ちもあるのですが、アジアカップ後はどうなるのでしょうね。
というわけで、世田谷美術館で開催されている「難波田史男の世界 イメージの冒険」展に行って来ました。
繊細な線で描かれた作品が大好きです。
32歳で亡くなられたので創作期間は短いのですが、初期の明るい色の作品から後期のちょこっと沈んだ色の作品、銅版画などバラエティに富んでいますね。
個人的には1967年に制作された作品がみんな好き。
あと1961年に制作された作品も好きな作品が多いです。
展示の最後には、抽象画家の難波田龍起(難波田史男のお父さん)の作品が4点展示されていました。
難波田史男の魅力は少々不安定にも感じるところですが、父である難波田龍起の作品には安心感や安定度があって、難波田史男とはまったく違う魅力がありますね。
もしも難波田史男が生きていたのなら、作品がどのように変化していったのかも見てみたかったな。
伊藤正道作品集 出版記念展 ぼくへの小さな旅
イラストレーター伊藤正道さん作品集の出版記念展に行ってきました。
場所は表参道駅から徒歩で3分くらいのギャラリー「Gallery5610」。
絵本の原画などを中心にたくさん展示されています。
やわらかくて優しい画風の作品に見とれましたよ。
画面のすみに描かれた小さな動物などもとても可愛いのですよね。
そうそう、今回の展示では「なっとーくん」という1982年頃に描かれたレアな漫画原画も展示されていました。
本当に観てしまってもいいのかとドキドキしつつ、私が伊藤正道さんのイラストを知ったときには今の画風であったので、スタイル確立以前の画風がなんだかとても新鮮でした。
会場には伊藤正道さんのお姉さまがいて、少しだけお話をしましたよ。
以前にも個展会場でお話したことを憶えていてくれました。
会場にはグッズも売られていてどれも欲しくなったけれど、今回出版された伊藤正道さんの作品集「ぼくへの小さな旅 ー空、星、夢の世界へ」を購入。
こちらには伊藤正道さんへの追悼メッセージの冊子「ぼくのなかのきみ」がついていて、この冊子に私もメッセージを書かせていただきました。
たくさんの方が素敵なメッセージを書かれていて、イラストレーター伊藤正道さんがとても素敵なお人柄であったことがあらためて解りましたよ。
作品集「ぼくへの小さな旅 ー空、星、夢の世界へ」は、広告のお仕事、グッズ、絵本など膨大な作品が掲載されていて、原画とは違う印刷した作品としての魅力を楽しむことが出来ました。
伊藤正道作品集 出版記念展 ぼくへの小さな旅 ー空、星、夢の世界へ
http://www.deska.jp/exhibition_onview
日本SF展
「日本SF大学校」というコンセプトのもと、星新一や小松左京、筒井康隆、真鍋博、手塚治虫の生原稿や創作メモをはじめ、ウルトラマンやゴジラなどの特撮ものの資料まで展示されています。
日本SFの歴史をおさらい出来る内容となっているのですが、展示されている星新一の原稿の字体が本番原稿だとマス目いっぱいに書かれて読みやすいのに、下書き原稿では文字が小さく読みづらい感じだったりするのですね。
SFの歴史も魅力的だけれど、そういった作品の制作途中の一端を垣間見ることが出来て非常に楽しかったです。
あと、面白かったのが「日本SFサッカークラブ」。
「日本SF作家ークラブ」に書き直してもらえば良かったのに…と思いつつ、文字の間違いなども楽しんでいたのでしょうね。
出口付近にゴジラやウルトラマン、アトムといった大きな人形が展示されていて、その中心に置かれているのが岡本太郎の太陽の塔。
そうそう、太陽の塔ってモンスター的な魅力があるのですよね。
実際に並んでいる姿を見ても違和感がまったくありませんでしたよ。
ミュージアムショップにはSFの本やアトム、ウルトラマンなどのグッズが売られていて、悩んだ末に購入したのがSFとは関係のない筒井康隆の「創作の極意と掟」。
先程少しだけ読んでみたけれど、私のように小説を書かない人でも楽しく読めそうです。
「表題」についての章では、本のタイトルに困ったときはテーマや内容に関係のなく付けるのもひとつの方法と書かれていました。
今度イラストのタイトルを付けるときにその方法を利用しよう。
星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会
ソチ冬季オリンピックが終わりましたね。
色々な競技を観たけれど、最終的にフィギュアスケートの浅田真央が全部持っていきましたね。
私自身もフリーでの浅田真央の演技にはグッときました。
特に最後のステップは鬼気迫るものがあって本当に素晴らしかったです。
というわけで、先日観に行った世田谷文学館で開催中の「星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」。
「クラフト・エヴィング商會」というのは、装幀を中心としたデザイン・ワークを主として活動している吉田浩美さんと吉田篤弘さんお二人のユニット名だそうですが、この展覧会、説明が非常に難しい。
会場には、絵はがきや青色の色鉛筆、鋏、メモ、道化師の鼻、コーヒー屋さんの角砂糖の包み紙など沢山の小物が展示されているのですね。
それらは架空の世界の品々と思いつつ観ていると、突如、ピース(煙草)の丸い缶といった現実世界に存在するものがダイレクトに展示もされているのですよ。
展示を観ていて懐かしい気持ちも生まれつつ、現実とは少しだけ違う別の世界に迷い込んでしまったような感覚になりました。
英国から取り寄せたという角砂糖の包み紙のコーヒー屋さん、本当に存在するのですかね…?
没後80年 宮沢賢治 詩と絵の宇宙―雨ニモマケズの心 展
昨日よりも暑さを感じるものの、今日も耐えられる暑さですね。
せめて7月中はこのくらいの暑さをキープしてくれたらいいな。
というわけで、世田谷文学館で開催されている「没後80年 宮沢賢治 詩と絵の宇宙―雨ニモマケズの心 展」に行って来ました。
この展覧会は宮沢賢治の直筆資料や、様々な作家さんの描かれた宮沢賢治の童話を題材とした絵本や挿し絵の原画が沢山展示されています。
私自身、宮沢賢治の超メジャーな作品しか読んだことがないけれど、どの原画もとっても魅力的で長いこと観てしまいました(原画の横にあらすじが表示されているので、どんなお話?と困ることのない親切使用)。
こういった印刷物のための絵はトンボと呼ばれる仕上がりサイズの目印や、印刷範囲外に描かれた部分、色指定なども見られるのが良いのですよね。
荒井良二さんの描かれた「オツベルの像」の絵もとっても素敵なのですが、原画の外側部分もワクワクしましたよ。
個人的には松成真理子さんの描かれた「蛙のゴム靴」のカエルさんたちの絵が可愛くて一番良かったな。
ミュージアムショップには展覧会に関連したグッズがあり、悩んだ末に3匹のカエルさんの描かれた「蛙のゴム靴」のポストカードを購入。
沢山の宮沢賢治関連した本も売られていて、原画を描かれた作家さんのサイン入りの絵本などもありましたよ。
伊藤正道展「僕への小さな旅」
恵比寿のGalerie Malleにて開催されていたイラストレーター伊藤正道さんの伊藤正道展「僕への小さな旅」に行って来ました。
伊藤正道さんはずっと前から大好きなイラストレーターさんで、柔らかいくて優しいタッチのイラストがとっても魅力的です。
以前に何度かメールにてお話もしたことがあるのですが、作品同様にお返事もとても優しい方でした。
今回の展覧会では伊藤正道さんの描かれた絵本「僕への小さな旅」の原画が展示されていて、一冊の絵本の世界を存分に楽しむことが出来ましたよ。
ギャラリーには伊藤正道さんのお姉さんがいらっしゃって、ちょこっとだけお話させていただいたのですが、伊藤正道さんと同じようにとても素敵で優しい方でした。
さまざまなグッズも販売されていて、いろいろと欲しくなりつつ悩んだ末にカレンダーを購入。
すでに2月なのですが、1月のイラストを見るために今日は1月のカレンダーページを開いて部屋の壁に飾っています。
また別の原画展も是非開いてほしいな。