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花とアリス殺人事件

日本代表の監督がハリルホジッチさんとなりましたね。
ブラジルW杯にて、ハリルホジッチさんの率いたアルジェリア代表とドイツ代表の試合はドキドキしましたヨ。

 

先程、27日チュニジア戦と31日ウズベキスタン戦の日本代表メンバーが発表されたのですが、FWでは永井謙佑と宇佐美貴史が呼ばれていますね。

逆に遠藤が呼ばれていない!

 

スタメンやシステムがどのようになるのか楽しみだな。

 

というわけで、岩井俊二監督初めての長編アニメ映画「花とアリス殺人事件」。

 

10年くらい前に制作された鈴木杏と蒼井優主演の 「花とアリス」の前日譚(2人が中学生時代のお話)ということで、流石に2人に中学生は演じられないのでアニメにしたとのこと(今回は同じ役の声優として出演)。

 

先日、観に行ってきたのですが、この作品、ロトスコープで制作されたアニメなのですね。
ロトスコープというのは、実写で撮影したものをトレースする手法で、以前にも岩井俊二はロトスコープを使用して作品を作っているのですよ。

 

思い出すのが、岩井俊二が編集をした日韓W杯の日本代表のドキュメント「6月の勝利の歌を忘れない」。

 

この作品、ミーティングや練習の様子など日韓W杯時の日本代表の裏側を見ることが出来るのですが(中田が関西弁を使っていたり、ゴンがやっぱりムードメーカーなんだなと分ったり非常に面白い!)、W杯の試合の映像使用の許可が下りなかったのか、それとも使用料が高かったからなのか、その部分のみロトスコープを使用しているのですよ。

 

最初に観た時は、え、なんで…!?と戸惑いつつ、ロトスコープのアニメから実写映像に切り替わると、夢の中から現実に戻ったような感じもあって、とても面白い効果がありました。

 

その後も岩井俊二プロデュース、北村龍平が監督の「BATON」という作品も発表していますが、絵がラフなタッチだったりと、アニメ作品単体としてみると、あんまりグッとは来なかったのですね。

 

「花とアリス殺人事件」は大丈夫かな…と少々不安だったけれど、想像していた以上に面白い!

 

ロトスコープ手法のアニメが想像以上に素敵でした(3Dもかなり使用しているようですね)。

 

時間を空けた続編って、作者が設定を忘れてしまっているのか、ちょっと違うぞ…という作品もたま〜にあったりするのですが、この作品は全く違和感がないですね。実写とアニメと表現が違うのに雰囲気そのままでしたヨ。

 

パンフレットを読むと、「花とアリス」の翌年には脚本を書いていたみたいですね。
前作「花とアリス」で、鈴木杏演じる「荒井花」がひきこもりだったと語られていたのですが、その理由が今作で解りました。実に「荒井花」らしいです。

 

その他、蒼井優演じる「有栖川徹子」をはじめ、登場する人物がみんな魅力的でしたね。
そう考えると、長編映画としては一つ前となる「ヴァンパイア」は、登場人物の魅力がちょこっと弱かったのですかね。