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KENWOOD A-1001のリレー交換

KENWOODのK’sという、とても古いミニコンポ(アンプの「A-1001」、CDプレーヤー「DP-1001」、FM/AMチューナー「T-1001」の組み合わせ)を長年使用しているのですね。

 

「iTunes」登場後はMac上で音楽を聴くのがメインで、K’sを使用する機会自体、年に数回くらいしかないのですが、Macに繋いでいる小型スピーカーで音楽を聴くことに慣れてしまっていると、たまにK’sで音楽を聴いたりした日には、やっぱり感激するのですヨ。

 

そんなK’sですが、片方のスピーカーからしか音が出なくなってしまいました。
対処法としては、ボリュームをほんの一瞬だけ上げてすぐに戻すと、ちゃんと聴こえるようになるのですね。

音楽やラジオを聴くまでの工程が一つ増えるのは面倒なものの、その後はちゃんと聴こえたままになるので放置していたけれど、先日、そろそろ解決したいと思い、修理方法をWebで検索してみました。

 

接点復活剤的なものを吹き付けるだけで案外簡単に直せるんじゃないかという予想に反して、どうも「A-1001」の中の「リレー」という部品の汚れによる接触不良や劣化が原因のようです。

綿棒などで掃除という方法も見つけたけれど、根本的な解決は「リレー」自体を新しいものに変えてしまう方が良さそうなんですね。

 

「A-1001」で使われているオムロンの「G5R-2232P」という「リレー」はすでに生産は終了しているものの、同じくオムロンの互換「リレー」があるとのこと。

オムロンって、こういった小さな電子部品も作っている会社だったのですね。

調べてみたら、現在販売しているオムロンの「G2R-2A DC24」が使えるそうです(お値段420円)。

 

ハンダ付けがちょこっと面倒なものの、これくらいだったら自分で修理が出来ちゃうかな…?

 

というわけで、「リレー」などの部品が売られている「モノタロウ」さんというサイトで「G2R-2A DC24」を注文してしまいましたヨ(送料が540円だったので、合計960円)。

 

CDプレーヤーの「DP-1001」は、レンズクリーニングのために何度か分解したことがあるのですが、比較的、簡単に分解が出来るのですね。
今回はじめて「A-1001」のほうも分解してみたけれど、「A-1001」も分解自体の難易度は低いかな?(分解の途中をデジカメなどで撮影しておくと組み立ての時に楽です)

 

↓の写真左側、赤丸の中の黒いパーツが「リレー」の「G5R-2232P」。

ここから、沢山のネジを外して「リレー」の付いている基盤を取り出し、「ハンダごて」と「ハンダ吸取り線」を使って基盤から「リレー」を外す(今回生まれてはじめて「ハンダ吸取り線」を使いましたが、面白いように溶けたハンダが「ハンダ吸取り線」に吸い込まれていくのですね!なんと便利なアイテム!)。

 

続いて「G2R-2A DC24」を取り付ける。

「リレー」のピンの間隔と基盤の穴の間隔はピッタリで、中学の技術の時間以来のハンダ付けも無事に完了しました。

 

組み立て後にドキドキしつつ電源を入れたら、見事に両方のスピーカーから音が出た!わーい!

電源を入れた後の「カチッ」という「リレー」の音も、以前のものと比べてしっかりと鳴っていますね。

 

「リレー」交換という余計なことをした結果、両方のスピーカーから音が出なくなる事態にでもなったらどうしよう…と、少々ハラハラしたけれど、無事に修理が完了して良かった!

その後、1週間ほど使用していますが問題はなさそうですヨ。