minimum universe
minimum universe
instagram
twitter
facebook
behance

上を向いて歩こう展

今月末からゴールデンウィークが始まるということもあり、今月は中旬くらいからお仕事のスケジュールが少々バタバタっとしていました。
毎回のことながら最後のほうは慌てて作業をしつつ、なんとか今は目処もついたので、このまま通常営業に戻ることが出来そうですヨ。

 

というわけで、本日観てきた世田谷文学館にて開催されている「上を向いて歩こう展」。

 

1963年6月15日の全米チャート第1位獲得から50周年ということで開催された企画だそうですが、「上を向いて歩こう」1曲のみにスポットを当てるなんて、なんだか無謀な企画にも思いつつ、なんとも魅力的。

 

坂本九の歌う「上を向いて歩こう」という曲はもちろん知っているものの、その他のことは「SUKIYAKI」という名前で全米チャート第1位を獲得したといった感じの断片的なことしか知らなかったので、どのように曲が誕生したのか、その時代背景なども知ることが出来てとても面白かったです。

 

各国でリリースされた「上を向いて歩こう」のレコードジャケットも展示されていたのですが、個人的にはアメリカ版LPの「火薬 火気厳禁」と書かれた箱に座りタバコを吸っている坂本九のジャケットが一番好きだな(そのようなことが書かれた箱だとは知らずに座っている設定なのかな?)。

 

そうそう、僕が以前に「SUKIYAKI」というタイトルになってしまった理由として訊いたのが、アメリカのラジオのDJさんが、ラジオで曲を流したものの日本語のタイトルが読めずに、思わず知っている日本の言葉「SUKIYAKI!」と言ってしまっため、アメリカではそのタイトルで普及してしまったという話だったのですね。

 

でも実際は、イギリスのレコード会社から「SUKIYAKI」というタイトルでリリースするけど大丈夫?といった連絡があり、日本側がそれを承諾したといった話だそうです。

 

なぜ「SUKIYAKI」というタイトルにしたのかは、知っている日本の言葉である「SUKIYAKI」にしただけという、上の話と同じに、かなり安易なものでしたヨ。

 

その後、アメリカでも「SUKIYAKI」というタイトルでヒットしたそうです。

 

本当のタイトルや歌詞の内容を知っていると、あんまり理解出来ないタイトルだけれど、覚えやすい、この短いタイトルが外国でもヒットした一つの要因なのかもしれませんね。

 

あと、忌野清志郎のカヴァーした「上を向いて歩こう」のライブ映像と一緒に、忌野清志郎のステージ衣装や愛用の自転車、直筆のセットリストなども展示されていました。

 

そこらへんはやや強引にも感じつつ、「日本の有名なロックンロール!」といった紹介で始まる「上を向いて歩こう」のカヴァーはとっても恰好良かったな。