そろそろ、関東地方も梅雨明けっぽいですね。
8月は予想のように冷夏だと良いけれど、やっぱり凄く暑くなった!という展開もありそうで恐怖しています。
というわけで、スピッツのCDジャケットデザインの本「スピッツのデザイン」。
昨年に発売された本で、ちょこっと躊躇してしまうお値段に悩みつつ、今更ながら購入しましたよ。
布張りケース付きの初回限定版を購入したのですが、タワーレコードのオンラインストアならば今も購入することが出来ます。
スピッツのCDジャケット、スピッツの音楽と同じくらい僕も毎回楽しみにしています。
そういった方、多いのではないでしょうか?
このような本が発売されるなんて、スピッツのCDジャケットだから可能な企画でしょうね。
個人的に好きなのが「ハチミツ」と、この本の表紙にも採用されている「フェイクファー」のジャケット。
モデルさんの顔上半分が見えないようにトリミングされている「ハチミツ」のジャケットはホント驚きましたよ。
冷静に考えると、こんな切り方をされてモデルさんはムッとしなかったのですかね。
デザイナーさんが当時を思い出しつつ、どのようにCDジャケットを制作したのかアルバムごとにインタビューが掲載されていて、それがとても面白い。
個人的に一番好きなエピソードが、制作した2パターンの「フェイクファー」のジャケットの内、どちらを採用するか草野マサムネとデザイナー木村 豊の意見が二つに分かれてしまったというお話。
結果的に草野マサムネ押しのジャケットパターンは通常版に、デザイナーさん押しのジャケットパターンは初回限定スリーブに採用されたのですが、どちらも本当に良いんですよ。
モデルさんがカメラ目線ではない通常ジャケット版のアートワークも素敵だけれど、初回限定スリーブ版の右側に白い空間がひろがるパターンも素敵なのですよね。
その他、面白い制作エピソードを沢山知ることの出来る本で、「空の飛び方」のジャケットロゴの3縦線の話も良かったな。
あと、「ハヤブサ」のジャケットはブラックサバスのパラノイドをイメージしたものだったのですね。
今回、この本を読むまで全く気が付かなかったけれど、確かにパラノイドだった!