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Don’t / NakamuraEmi

昨日はストロベリームーンということで夜に空を見ました。
空の低い位置にあったお月さまは、ストロベリーな色というより奇麗なオレンジ色でしたヨ。

 

3日前のサッカー日本代表キリンチャレンジカップ、日本対シリアを観ました。
前半はちょこっと退屈な内容だったけれど、今回もまた今野の謎の得点力!

 

後半、2列目右のポジションになった本田がとても良かったですね。
シリアの守備が緩くなってからなので難しいところですが、1列目右より、今後もこのポジションで見たいな。
13日のイラク戦、とても楽しみ!

 

というわけで、NakamuraEmiの「Don’t」。

 

少し前から、藤子不二雄A原作の「笑うセールスマン」が新しくアニメでやっていますね。

 

昔のアニメ版では喪黒福造の声を大御所声優の大平透さんがやっていて、個人的にも喪黒福造=大平透の声となっていました。
残念なことに亡くなってしまい、喪黒福造はもちろんのこと、ダース・ベイダーやシンプソンズのホーマーの吹き替えもあの声で新作を聞けないのはとても残念。

 

今回のアニメ版では、これまた大御所声優の玄田哲章さんがやっていますね。
玄田哲章といえば、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替え!

 

一体、どんな声になるんだ!?とドキドキしつつ「笑うセールスマン」の新作を見たら、大平喪黒の雰囲気そのままの声だった!声優って本当に凄いなぁ。

 

その「笑うセールスマン」のオープニングテーマ曲がイントロからとても恰好良いです。
調べてみたら、作詞作曲、歌うのも「NakamuraEmi」という新人女性ミュージシャンの曲。

 

Don’t / NakamuraEmi
https://www.youtube.com/watch?v=CicnGW43Ukw

 

30歳を超えてからのメジャーデビューという、ポップミュージックの世界ではどちらかというと遅いデビューですね。歌詞が非常に面白いです。社会人経験も長いとのことなので、そこらへんも歌詞に反映されているのかな。

 

早速、iTunes Storeで「Don’t 」購入。
頭の中でループする曲ですね。アルバムも聴きたくなりましたヨ。

最高築 / 中村一義

お仕事の机の前の壁に、お仕事などのスケジュールを書くためにカレンダーを掛けているのですね。

 

毎年、日曜日から始まるカレンダーを使用しているのですが、今年は間違えて月曜日から始まるものを買ってしまったのですよ。

 

日曜日から始まるカレンダーに慣れてしまうと、これがホント使いづらい!
2017年も半分が過ぎているけれど、先日、100円ショップで日曜日から始まるカレンダーを購入。
これでラクにスケジュールの確認が出来そうですヨ。

 

というわけで、中村一義の先日発売されたアルバム「最高築」。

 

今回のアルバムは自信の過去の曲をセルフカバーするといった内容。

 

購入した初回限定版には中村一義を初期から撮り続けている写真家 佐内正史の写真集が付いているのですね。
金字塔時代から現在までの中村一義の写真が載っていて、これがホントに素晴らしい!

 

あらためて写真を見ると、初期の頃の中村一義って、ちょこっと怖い顔をしてますね。
いや、それがとっても良いのですが。

 

楽曲のほうは、どちらかというとスタジオライブ的かな?
江戸っ子的な「ら行」巻き舌など、ライブの時の歌い方となっていたり、全体的にオリジナルと比べて開放的。

 

オリジナルではちょこっと重い楽曲(特に初期の曲)も、とっても聴きやすくなっています。
が、そこが昔からのファンの評価が分かれそう。

 

歌詞も一部変えて歌っているのですが、歌詞カードの内容もちゃんと違う歌詞に変更されていますね。
なんと細かい配慮!

 

アルバムタイトルの「最高築」を一番感じたのは「いつだってそうさ」かな。
ものすごく楽しそうで、こちらも楽しい気持ちになりますね。

 

「キャノンボール」も勢いを増した今回のバージョンのほうがオリジナルよりも好きだな。
この2曲は中村一義がバンド100sを組んだ初期の楽曲なので、ライブを沢山経験した現在との比較が非常に楽しいです。

 

一番好きな曲「笑顔」はアコースティックバージョンとなっていました。
近年のライブでお馴染のバージョンも素敵だけれど、海賊バンドのバンドアレンジでも聴いてみたかったな。

 

一番聴きたかったのがアイドルに楽曲提供した「ワンリルキス」のカバーなのですが、これが想像以上に良かったです。
今回カバーされなかった他の楽曲も「最高築」第2弾として聴いてみたくなりましたヨ。

Soundgarden

昨日も今日もとってもよい天気ですね。

 

先日、アメリカのグランジバンド「サウンドガーデン」ヴォーカルのクリス・コーネルが亡くなったというニュースを見ました。まだ52歳だったのですね。
http://nme-jp.com/news/38137/

 

90年代に一世を風靡したグランジバンドは「ニルヴァーナ」のカート・コバーンをはじめ、死が付きまとうことが多かったのですが「サウンドガーデン」にはそういったイメージを持っていなかったので、とても驚きました。

 

「サウンドガーデン」はグランジバンドの中でもヘヴィメタル(ブラックサバス)よりの音楽ですね。
「メタリカ」の5枚目のアルバムの重い曲調は、「サウンドガーデン」からダイレクトに影響を受けたんじゃないかな?

 

4枚目のアルバム「Superunknown」がとても好きで、今でもたま〜に聴きたくなるのですよね。
クリス・コーネルのパワフルな声がとっても素敵です。

 

個人的には「Fell On Black Days」が好きだな。

 

「Fell On Black Days」
https://www.youtube.com/watch?v=ySzrJ4GRF7s

 

同じミュージシャンをずっと追いかけて聴くことが好きなので、好きなミュージシャンには長生きして、長いこと活動してもらいたいなぁ。
クリス・コーネルが亡くなったことは本当に残念。

世界は変わる / 中村一義

リオオリンピックが始まりましたね。

 

昨日は卓球の福原愛の試合を観ました。
今回は初戦からホント凄くて、昨日もまさかストレートで勝つなんて思いもしませんでしたヨ。
この調子でなんとかメダルを獲ってほしい!

 

と、この方ほど日本中から思わせる選手はいないんじゃないかな?

 

あとサッカーU23!
初戦のナイジェリア戦の結果は残念でした。この試合、単純に日本の自爆ですよね。

 

このままコロンビアとの2戦目も良いとこなしで終わりかな?と思っていたら、いやホント面白い試合だった!
藤春のボール処理は残念だったけれど、あの瞬間、集中力がかなり低下していたのでしょうね。

 

明日の試合で藤春はスタメンなのかな?このままでは終わらずに活躍してほしいな。
とにかく、スウェーデンとの試合、良い結果を楽しみにしています。

 

というわけで、中村一義の配信限定の新曲「世界は変わる」。

 

http://kikagaku.com/news/20160810release/

 

少し前にアルバムを出したばかりだし、まさか新曲が聴けるとは想像しませんでしたヨ。
驚くのが、なんと今回の曲は「エンドライド」というアニメのエンディングテーマ。

 

中村一義がアニメとのタイアップだなんて、これはビクター移籍の効果なのかっ!?
とにかく、このような感じで中村一義の新曲が聴けるなんて嬉しい。

 

でも勝手な心配してしまうのが、アニメを観てはじめて中村一義の曲を聴いた方の反応。
中村一義の声って、ワイルドでもないし、色っぽくもないし、決して王道的なものではないのですよね。

 

特徴的なあの声が魅力でもあるのですが、どんな感じに聴こえるのでしょう?
僕がはじめて聴いたとき、うっすら記憶にあるのが、ものすごく声が高い!といった印象でした。

 

なんてことを思いつつ、昨日iTunes Storeでリリースされたので早速購入。
今回の曲は高い音域を使わずにとても歌いやすい素直でシンプルな曲ですね。

 

中村一義の曲って、大抵歌詞カードを見ないと何を歌っているのか不明な部分が多いけれど、この曲は普通に理解が出来ます。
でも、正確な歌詞を知りたいので、曲をダウンロードした時に付いていた「Digital Booklet」を開いたところ、ライブの写真だけで歌詞がない…!あと、クレジットもない…!

 

いやいや、せめて歌詞は載せようよ!と思いつつ、ネット検索してみたら、すでにUta-Netにありました。
http://www.uta-net.com/song/212837/

 

「人ひとりから世界は変わる。」や「バカを言ってたって、笑って進む。」など、中村一義のずっと変わらない部分ですね。
こういった言葉を普通に歌ってしまうところが好きです。

 

曲のテイストは100s名義のアルバム「世界のフラワーロード」収録の「空い赤」に近いかな?

yoru wo koeru / 高井息吹 (Eve)

先日の朝方、どこからか犬の遠吠えが聞こえてきたのですね。
そういえば、僕が子供の頃は通学路の途中なんかに吠える犬がいるポイントがいくつかありました。

 

敵意をむき出しにしているような吠え方が恐ろしかったり、あそこの犬は柵を飛び越えて噛みついたことがある!なんて伝説もあったりと、その犬のいる家の前を通る時は中々スリリングでしたヨ。

 

なんてことを思い出しつつ、今は吠える犬って珍しいですよね。
ところが、朝方に遠吠えしていた犬が、その後もずっと遠吠えしているのですよ。
遠吠えの仕方がどうも寂しそうな感じで、だんだん不安になってくる…。

 

一人暮らしのご主人が急に倒れて周りに知らせるため…?や、大地震の半日ほど前に大人しい犬が急に遠吠えしだした!なんて話も聞いたことがあるのですよ。

 

その後、夕方くらいに遠吠えは聞こえなくなりましたが、連休といったこともあって犬だけ残して昨晩からどこか遊びに行っていたのですかね?
ええ、結局、何故あんなに遠吠えしていたのか、答えは解らないのですが。

 

というわけで、高井息吹 (Eve)の「yoru wo koeru」。

 

現在放送している「ポカリスエットゼリー」のCMで使われている曲がとても印象的ですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=0fDGNn76Z_M

 

好きなタイプの声だったので調べてみたところ、高井息吹という方で、なんとなく30歳くらいだろうと思っていたら、まだ23歳という年齢だった…!
http://www.takaiibuki.com

 

残念なことに「ポカリスエットゼリー」のCM曲はCM用に書き下ろしで音源化はまだしていないそうですが、昨年に7曲入りのデビューアルバム「yoru wo koeru」をリリースしているということで早速購入。

 

ピアノとヴォーカルがメインのシンプルな構成ながら、全く単調にならずにどの曲も良いですね。
個人的には「雨雫のワルツ」が一番好き。

 

この曲、なんとなくNHKの「みんなのうた」なんかにも合いそうだな。
あと「掴めないもの」もとっても良いな。

 

詞のほうは、意識的に使っている言葉だと思うけれど、「ぼく」や「ぼくら」が多いのが特色ですね。
難しい言葉はあまり使われていない詞なのに、この方が歌うと、どの言葉もとっても印象的になりますね。

海賊盤 / 中村一義

わーい、確定申告が無事に終わりましたヨ。

 

一昨年、昨年と税務署には提出する方が沢山並んでいて、自分が提出するまで時間が掛かったけれど、今年は並ばずに提出することが出来た!
今週の月曜日、雨の降る日に行ったのですが、やっぱり雨の日は空いているのですかね?
いや、まてよ、何年か前に雪の降る日に行った時、もの凄く混んでいた…!法則がよくわからん。

 

というわけで、先日発売された中村一義の4年ぶりのニューアルバム「海賊盤」。

 

ビクターに移籍して初のアルバムということで、アルバムジャケットではビクターの有名なニッパー君と中村一義の愛犬が共演してますね。

つまり「犬と犬」。えっ、猫は…!?

 

1stアルバム「金字塔」は部屋から出るまでのドキュメント、2つ前の100s名義の「世界のフラワーロード」では幼少期の自分を、前作「対音楽」では居場所を作ってくれた祖父の好きなベートーベンを題材とするなど、中村一義自身の経験をダイレクトに作品にするタイプのミュージシャンなのですね。

 

中村一義と祖父、ベートーベンの話↓
http://www.tfm.co.jp/links/index.php?itemid=85159

 

さすがにもう題材とするものなんて何もないのでは…?と勝手な心配をしつつ、「海賊盤」発売前に30秒位ずつの全曲試聴をしてみたところ、なんだか微妙な感じなのですよ。

 

あんまり期待出来ないかも…と、とりあえず実際にアルバムを聴いてみたら、、メロディが素敵な「GTR.」や「ビクターズ」、「太陽」的な「我燦々」、「ERA」的な「こうでこうでこう」、いや、あと不思議な魅力のある「アドワン」など、とにかく全ての曲がとても良い!
中村一義史上、もっとも開放的で柔らかく、音を聴いているだけで心地よいです。

 

今回のアルバムは日々の出来事をスケッチしたような感じ。
でも、歌詞のほうは馬鹿みたいに真っすぐな中村節は健在。

 

「愛無き方に自由はねぇぞ。」とか「不死身ってなぁ、死も同じ。」なんて歌っちゃうんだから本当に素敵。
ここのところのライブメンバーでもある「大海賊」バンドが、このアルバムでも演奏しているのですが、以前の「100s」に比べ、この曲ではコーラスにあずままどかを使うなど、同じバンドでも制約がもっと自由な感じですね。

中村一義「エドガワQ2015」

昨日、中村一義のライブ「エドガワQ2015」に行って来ましたよ!

 

会場は昨年もライブを行なった江戸川区総合文化センターなのですが、今回のライブはなんと中村一義の1stアルバム「金字塔」が再現されるライブだったのですね。

 

外国のミュージシャンが人気アルバムの再現ライブをする話はたまに訊くけれど、まさか中村一義の「金字塔」の再現ライブを聴ける機会があるなんて想像もしませんでしたよ。

 

「金字塔」の再現なら久しぶりにライブに行く!という往年のファンの方も多かったんじゃないかな。
1stアルバム「金字塔」の衝撃って、とにかく凄かったですからね。

 

僕自身も1曲目の「始まりとは」〜2曲目の「犬と猫」を聴いている途中で心を鷲掴みにされましたよ。
そんな思い出を壊すように「金字塔」がつまらないものになってしまうライブだったらどうしよう…と、ちょこっと不安になりつつも、ライブ用にアレンジされた「金字塔」も、あの「金字塔」のままだった!

 

最初、中村一義がカーキ色のコートにアディダスのバッグ、大きなヘッドフォン姿で登場(この姿は「金字塔」時代、中村一義のトレードマーク的な衣装)。
姿も「金字塔」にしていたことに感激しつつ、演奏開始。

 

お客さんは全員ずっと座ったままの観賞(座ったままのライブなんて、Salyu以外でははじめての経験)、「金字塔」の演奏を大人しくも気合いを入れて聴くというスタイルでした。

 

どの曲もあらためて素晴らしいですね。もちろん曲もだけれど、とにかく歌詞が素敵。
このアルバム、後半が特にグッとくるのですよね。

僕の一列前の席の方は「永遠なのもの」の時に泣いていました。

 

アルバムを聴いていた当時のことを思い出したということもあると思うけれど、アルバムの最後に「あぁ、全てが人並みに、うまく行きますように。」とか「悪者が持つ孤独が、みんな、解るかい?」とか「あぁ、全てが幸せに…。」になんて歌われたら、そりゃ泣きますよ。

 

最後の最後に「アンコール、一曲どう? まぁ、まぁ・・・いいんだけどね。」の「おまけ」もちゃんと演奏した!
第一幕の「金字塔」再現ライブが終了して、第二幕はライブで演奏されることの多い「ERA」と「100s」の派手目の曲といった構成(こちらはもちろんお客さんはスタンディング)。

 

個人的には「金字塔」再現だけでお腹いっぱいでしたヨ。
あ、出来れば「金字塔」の後に発表したシングルのみの曲「主題歌」と「金字塔(曲の方)」、あとアナログ版「金字塔」に収録の「最果てにて」も演奏してくれたら良かったのにな。

 

なんてことを思っていたら、第二幕のアンコール後、昨年の「エドガワQ」と同じように中村一義だけステージに残る。
そこで「主題歌」の最後の歌詞「実際さ、これは、のんびりもんの主題歌なんだ。」の部分をアカペラで歌った!

 

そんなことしたら余計に聴きたくなる!と思いつつ、一度もライブ演奏したことのない「主題歌」もいつか聴ける日があると良いな。
そうそう、最後に新しいアルバムが3月2日に発売されることを告知されました。

 

今回演奏した新曲「スカイライン」も素敵な曲だったし、とっても楽しみだな。

Montage Of Heck: The Home Recordings / Kurt Cobain

ニルヴァーナのカート・コバーンを題材とした映画って沢山ありますよね。

 

12月には嫁のコートニー・ラブがカート・コバーンが殺したという昔からある噂を題材とした映画も公開するそうですよ。

 

一体、何本映画が作られるんだ…!?と思いつつも、今年公開されたドキュメント映画「COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック」を観ました。

 

なんでもこの映画、カート・コバーンの娘さんのフランシス・ビーン・コバーンさんも制作に関わっているとのこと。
映画は家族を中心とした内容となっていて、生前のカート・コバーンについて語るのは両親や妹、元ガールフレンドなどの身近な人物だけです。

 

カート・コバーンの父、ドン・コバーンさんをはじめて観たのですが、想像とは違って理性的な方でしたね(もっとアメリカンなマッチョでキツい性格の人物だと思っていた)。

 

映画は幼い頃のカート・コバーンが両親と一緒に幸せな様子で楽しんでいるホームビデオ映像から始まり、その後の両親の離婚、コートニー・ラブとの結婚、娘の誕生と続き、最後はコートニー・ラブ自身が語る浮気未遂のお話になるのですね。

 

コートニー・ラブが浮気をしようと思ったすぐ後に最初の自殺未遂をされてしまった…、絶対に気付かれていないはずなのに…といったことを話していたけれど、コートニー・ラブさんは感情が思いっきり表に出るタイプにも思えるし、浮気相手のことを考えてルンルン気分(死語)になっていたのでは…。

 

とにかく、両親の離婚と同じように、コートニー・ラブに見捨てられる恐怖でいっぱいになってしまったのですかね?
そのようなことも考えられる映画の内容でした。

 

というわけで、カート・コバーン「Montage Of Heck: The Home Recordings」。

 

映画内でカート・コバーンの制作した未発表音源が沢山使われていて、少し前にその音源をまとめたCDが発売されました。
やや気味の悪くも印象的なジャケットの絵はカート・コバーンが描いたものですね。

 

映画の中でも沢山のアート作品が観られたけれど、自宅で音楽はもちろんのこと、絵を描いたり、構想などをメモしたりするのが好きだったようですね。

 

このCD自体も自宅にて4トラックに録音した音源集で、ニルヴァーナの曲として発表されている曲のデモ音源や、ニルヴァーナの曲になっていたと思われるアイデア的な音源、初期BECKシングルのB面に入っていそうなコラージュ音源など、基本ギター弾き語りながらバラエティ豊かな内容となっています。

 

あと、ビートルズの有名な曲のカヴァー音源として「And I Love Her」も収録されています。
カート・コバーンが歌うと、原曲に比べて憂鬱な感じが増しますね。

 

「The Happy Guitar」や「Sappy [Early Demo]」などは、昔から有名なブートレグCDで出回っていたけれど、「Clean Up Before She Comes [Early Demo]」や「Do Re Mi [Medley]」は、ニルヴァーナのボックスとは別ヴァージョンを聴くこと出来ますね。

 

「Burn The Rain」のように素敵なメロディの曲や、「Poison’s Gone」のようにニルヴァーナの楽曲として完成形をイメージすることの出来る曲もあったり楽しいのですが、やっぱり印象的なのが最後の「Do Re Mi [Medley]」。

 

この曲、歌い方がどことなくR.E.M.のマイケル・スタイプっぽいですよね。
仮にカート・コバーンが生きていたのなら、徐々に轟音ギターのスタイルの曲から脱却、もう少しR.E.M.っぽいアプローチになっていたのかな?

 

そういえば、デイヴ・グロールの1stアルバム「Foo Fighters」に収録されている「Alone + Easy Target」と「Exhausted」の2曲がニルヴァーナの曲としてレコーディングする予定もあったそうです。

 

もしかしたら、ニルヴァーナのドラマーであったデイヴ・グロールの曲がニルヴァーナのアルバムに収録されることもあったかもしれませんね。
初期の荒々しさがなくなった!とか、デイヴ・グロールの曲なんて聴きたくない!などと酷評もされそうだけれど、「IN UTERO」後の変化したニルヴァーナを聴いてみたかったな。

 

どの道、数枚のアルバムを出してニルヴァーナは解散してそうだとも思いつつ、今頃再結成をして「Never mind」の再現ライブなんてやっていたかもね。

 

そうそう、今、思い出したけれど、2012年にこのようなニュースがあったのですよ。

 

ホールの元ギタリスト、「カート・コバーンは死の直前までソロ・アルバムを制作していた」
http://npn.co.jp/article/detail/50397332/

 

「(ニルヴァーナ以外の)色んな人たちと作業していた」というのが気になるな。