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3月のライオン 10巻
今週でJリーグのリーグ戦も最終節ですが凄いことになっていますね。
先週の土曜日は浦和vs鳥栖戦を観ていたら、後半のアディショナルタイムにまさかの展開。
優勝に一番近いチームだった浦和が、この試合の鳥栖の1得点によって最終節は普通に勝っても優勝出来ないという状況になってしまいました。
対戦相手を考えてもガンバが断然有利な状況だと思いつつ、案外、鹿島が優勝になるかもと予想しています。
というわけで、羽海野チカの描く将棋マンガ、3月のライオンの10巻。
前半は学校生活のお話を中心で、中盤は入江という棋士との対局。
この入江さんのキャラクターがとても魅力的だったのに、主人公桐山との対局があっさりと終わってしまうのですよね、少々残念。
そして後半は主人公桐山の心を動かすためのエピソード。
突如登場する3姉妹の父親がホント酷い人なのですよ。
こういった人物、現実にもいるのですよね。
作品内で「他人の気持ちを考える人間」が「何も考えてない人間」に勝てる訳がないという台詞があります。
私も関わったことがありますが、身勝手な言い分でこちらの良心を食い潰すのですよね。
余裕がなくなると急に声を荒げて論点をずらすところなど、マンガの描写とソックリで驚きましたよ。
作品内では「バケモノ」という表現がされていましたが、本当に「バケモノ」なので一番の対処法は関わるのをやめること。
ただ関わらないことが出来ない場合もあると思うのですよね。
まずはこういった人物がいるという知識を持つことが大事だと思います。
そのようなことを思い出した10巻でした。
最近読んだ本
ここのところ、急に涼しくなりましたね。
昨日の夜も思っていたよりも寒くて、寝るときはTシャツの上にトレーナーを着ましたよ。
というわけで最近読んだ本。
■猫の絵画館
浮世絵や近代絵画など、日本の作家さんによって描かれたネコをモチーフにした作品をまとめた本。
どの作品も素敵だけれど、個人的には歌川国芳の描く擬人化されたネコさん達がとても好き。
あと「妖怪になった猫たち」という化けネコをモチーフにした章があるのですよ。
最近「妖怪ウォッチ」というアニメが人気で、「ジバニャン」という地縛霊の猫妖怪という設定の可愛いキャラクターがいますね。
現代にも受け継がれていることに感慨深い気持ちになりました。
■日本の漆工 / 加藤寛
漆を用いた作品の鑑賞ポイントやどのように作られたのかなどが書かれた本。
漆工に描かれた絵を観るのが好きなのですが、漆は乾くのではなく固まるといった、基本的なことを知れて面白かったです(漆器の写真少なめで、ほとんどイラストだったのが少々残念)。
あと、茶碗って、「見込」や「口造り」、「胴」、「高台」といった、各部に名称があるのですね。
今までそのようなものがあるなんて考えたこともなかったので非常に面白かったです。
■ナイト キャット / リサ&ヨハンナ・ラーソン
ネコの「マイキー」で有名な北欧の作家さんであるリサ・ラーソンさんの絵本(日本語訳は角田光代)。
うちのネコ、外に行って何をしているんだろう…?といった、ネコを飼ったことがある方ならば考える疑問を解決してくれます。
想像していた以上に外の世界を楽しんでいたのね。
■リラックマ 4クママンガ 5 / コンドウアキ
1巻から読んでいるリラックマさん達の日常を描いた4コママンガの本。
この巻でもリラックマさんとコリラックマさんに振りまわされるキイロイトリさんを気の毒に思いつつ、とても面白かったです。
あと、コリラックマさんだけ河童やから傘お化けに遭遇する展開がとっても好き。
ソニーがリーダー市場撤退
ここのところ、涼しくて過ごしやすいですね。
このくらいの気温だと、部屋の窓を開けたままでも大丈夫なのがとっても良いですね。
というわけで「Sony Reader」。
ソニーが電子書籍を読むリーダー端末から撤退するそうです。
素直にキンドルを買っておけば良かった…と少々後悔しつつ、撤退するのはリーダー端末だけで、電子書籍のストアやスマートフォンやタブレット用でのアプリ提供は継続するとのこと。
なので、今使用している「Sony Reader」が壊れたとしても購入した電子書籍をいきなり読めなくなることはないけれど、個人的にはリーダー端末がない状態での魅力はあんまりないかな。
などと書きつつ、以前にiOS版のReaderアプリをiPod Touchにインストールしてみたところ結構読みやすいかったのですよね。
次はiPad miniを買って、そちらで読むことにしようかとも思っています。
その頃にはソニーが電子書籍市場から完全に撤退していないといいのですが…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140811-00000020-rcdc-cn
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録 3巻 / 原 点火
少し前「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録」の3巻を読みました。
この漫画は、推理作家 島田荘司の描く名探偵・御手洗潔(みたらいきよし)シリーズの短編小説を漫画化した作品です。
漫画版では携帯電話やインターネットなどが登場したりと現代が舞台のお話に変更されていますね。
整合性は大丈夫かな?と心配になるけれど問題なく読めます。
そうそう、1巻収録の「糸ノコとジグザグ」の原作では、「御手洗潔」という名前は登場しないものの、ああっこれは「御手洗潔」だ…!と、ファンがニヤッと出来る構成となっているのですね。
漫画版では、最後に「御手洗潔」の名前が登場するというニクい構成となっていましたよ。
そこらへんのアレンジがとても上手いですね。
3巻収録の「疾走する死者」のオチが大好きで楽しみにしていたのですが、タックこと隈能美堂巧がいないことになっていました。
島田荘司の作品には、別作品のキャラクターが御手洗潔シリーズに登場することもあるのですね。
タックもそんなキャラクターの一人で、「疾走する死者」の原作ではこのお話の語り手として登場していたのですよ(普段の語り手は助手の石岡君が担当)。
あと、御手洗潔が昔にジャズのレコードを1枚出したけれど、時代が早すぎたのか、全く評価されなかったというエピソードもゴッソリと削られていました。
原作を読んだとき、さすがにそのエピソードはやり過ぎではと思っていたけれど、作者の島田荘司自身も20代の頃に1枚だけレコードを出しているのですよね。
以前、その音源を聴いたことがあるのですが、とにかく熱かった!
「ロンリー、ロンリー、ロンリメ〜ン」は、今でもたま〜に口ずさんでしまいます。
そうそう、20代の頃の島田荘司はイラストのお仕事もしていたそうで、その経験からなのか、初期の石岡君の職業はイラストレーターでしたね。
この漫画を原作にした1時間ものでテレビドラマ化。その後に長編作品の映画化という夢も見てしまうけれど、変人の探偵的な人物の登場するドラマもちょこちょこと見かけるので、今さら御手洗潔にインパクトはないですかね。
とにかくとても面白い3巻でした。
マリーについての本当の話 / ジャン=フィリップ・トゥーサン
フランスで活躍するベルギー人の小説家「ジャン=フィリップ・トゥーサン」の新作を読みました。
前作「逃げる」から、なんと7年ぶりくらい、前々作「愛しあう」から続く「ぼく」と「マリー」のお話。
今作は、「マリー」の今の彼「ジャン=クリストフ・ド・G」さんが急死。そんな「マリー」が「ぼく」に連絡するところからお話がはじまるのですね。
その後は「マリー」と「ジャン=クリストフ・ド・G」の過去の出来事が「ぼく」視点で語られるのですが、その内容が非常に曖昧。
「ジャン=クリストフ・ド・G」という名前自体、「ぼく」が勝手に付けたものだったり、「マリーについての本当の話」などといったタイトルだけれど、実際は殆どが「ぼく」の空想なのですよ。
今の「ぼく」の「マリー」への気持ちが、その空想の中で遠回しに語られているといった解釈で良いのかな?
そう考えると、本名を知りつつも、ずっと「ジャン=クリストフ・ド・G」と言い続けるのもなんとなく理解出来る気がする。
そうそう、「ジャン=フィリップ・トゥーサン」の作品では、日本を舞台にしたシーンが何度か登場するのですが、今作でも多くのページが割かれている成田のシーンがありました。
馬が脱走したりと面白いシーンだったけれど、そんなトゥーサンx日本で思い出したのが、以前に雑誌すばるのサイトで見た、日韓W杯の時のトゥーサンのコラム(訳もトゥーサンの本の訳をずっとされている野崎歓さん)。
今、久しぶりにブックマークを確認したらNot Foundになっていしました…。
というわけで、こんなときは便利なweb.archive。
表示されない画像があるものの、なんとか見られますね。
↓「六月、日本の日々 ワールドカップ観戦記」
http://subaru.shueisha.co.jp/html/toussaint/tou_1.html
日韓W杯での日本の初戦はベルギーだったのですが、ベルギー人のトゥーサンがその試合をどのように見たのか、当時の日本代表をどのように見えたのか(戦術などではなくルックス的に)、とっても面白いですね。
ベルギーのゴール後、たどたどしい感じにハイタッチをする描写がいかにもトゥーサン的で好き。
愛…しりそめし頃に… 1巻 / 藤子不二雄A
利用している電子書籍端末「Sony Reader」にて、藤子不二雄の自伝的漫画「まんが道」の続編、藤子不二雄Aの「愛…しりそめし頃に…」の1巻が期間限定で無料配信されていたのでダウンロード。
「まんが道」はデビュー前の藤子不二雄お二人の出会いからはじまり、あの有名な「トキワ荘」での漫画家としての生活が描かれているのですね。
かなり昔、「まんが道」(中公文庫版 全14巻)は読んだのですが、どのエピソードも非常に面白いのですよ。
その中で個人的に一番印象に残っているが漫画原稿を落とすエピソード。
漫画の依頼が増えて、漫画家生活が順調になってきたところで大量に原稿を落としてしまうのですね。
編集部から「ハヤクオクレ」などの電報が沢山来るけれど、その内その電報も来なくなるシーンには恐怖しました。
あと、デビュー前の藤子・F・不二雄が、就職した製菓会社を一日で退社してしまうエピソードも印象的。
その後は自宅にて漫画を描く毎日だったそうですが、相方の藤子不二雄Aといえば、その間、富山の新聞社で働いていたのですね。
「まんが道」自体、藤子不二雄A視点でのお話なので、その時の藤子・F・不二雄がどのような気持ちであったのか描かれていないけれど、その頃の漫画の状況、戦後の富山ということを考えても、まわりからは愉快ではないことを言われたのでは…?と想像してしまうのですよ。
漫画家になってから、その時の恨み節みたいなものが作品に出てしまっているお話があっても良い気もするのですが、藤子・F・不二雄の描かれた漫画を読んでも、そのようなものは全くないのですよね。
それに単純な想像として、普通に働いている藤子不二雄Aに対して焦る気持ちもあって、少々理不尽な怒りなどを藤子不二雄Aにぶつけてしまいそうなものだし、逆に藤子・F・不二雄に対して藤子不二雄Aが安易な説教的なものをしてしまいそうなものだけれど、その後の二人の関係をみても、そのようなことはなかったように思うのですよ。
お二人とも、その時だけの感情を優先することのない頭の良い人なのでしょうね。
「まんが道」のお話が長くなってしまったけれど、「愛…しりそめし頃に…」では、藤子不二雄Aがモデルの「満賀道雄」の髪形が、坊主から普通に髪の毛がある状態で描かれていました。
あと、藤子・F・不二雄モデルの「才野茂」との部屋も別になっていましたよ。
お話自体、「まんが道」に比べて少々アダルトな印象。
1巻では「まんが道」と同じに「トキワ荘」でのお話だけれど、巻が進むと「トキワ荘」後のお話になるのですかね。
スティーブ・ジョブズ 1巻 / ヤマザキマリ
ブログに書こうと思いつつ忘れたままになっていた電子書籍端末。
今年のはじめくらいにソニーの「電子書籍リーダー」を購入しました。
素直に「Kindle」あたりを購入したほうが良いのでは?とも思いつつ、ソニーの電子書籍端末にはボタンが付いていて、それが便利そうなのですよ。
電子書籍の専用端末の一番の利点はバッテリーの心配をしなくて良いところですかね。
使う時間にもよるけれど、私の場合、充電をせずに1ヵ月くらい使えています。
あと、本の場所を取らないところも良いです。
ただ、文字だけの小説などを読むのは問題ないけれど、解像度は粗めで色もモノクロしか表示出来ないので、漫画を読むのをメインと考えているのなら7インチくらいのタブレットを購入したほうが良いかもしれないです。
といった少々ネガティブなことを書きつつ、私自身、この端末で漫画も購入しています。
荒木飛呂彦の「ジョジョリオン」を電子書籍で読んでいて新刊が出る日も楽しみにしていますが、最近購入したのがヤマザキマリの「スティーブ・ジョブズ」1巻。
ヤマザキマリといえば、タイムスリップお風呂漫画「テルマエ・ロマエ」で一躍有名になったけれど、まさか映画化までされるなんて思いもしませんでしたよね(しかもほとんど日本人配役で!)。
そんなヤマザキマリの新しく描いている漫画が、ウォルター・アイザックソンの本「スティーブ・ジョブズ」のコミカライズ作品。
なんでもこの作品、「Kiss」という女性漫画雑誌で連載しているそうです。
女性漫画雑誌でスティーブ・ジョブズ(アップル社の設立者)の漫画という、なんだかよく解らない組み合わせに驚きつつ、スティーブ・ジョブズの学生時代をメインとしたとした1巻、とっても面白かったです。
スティーブ・ジョブズといえば、性格に難ありというお話はよく訊くけれど、1巻から中々のものでした。こんな人物が近くにいたら非常に面倒でしょうね。
京漆の図案集 / 服部峻昇 (監修)
今日もホントに寒いですね。
そういえば明日は雪が降るかもといった話を聞きましたが、関東地方では降らないみたいですね。少しだけ残念。
とにかく皆さま素敵なクリスマスを。
というわけで、先日、古本屋さんで「京漆の図案集」という本を見つけて面白そうなので購入。
タイトルそのまま京漆の図案集で、明治から昭和の京都にて漆作家として活躍した東光哉が書き残した図案のみを、まるっと1冊にまとめられています。
時代的な考証はせず、「鳥類」、「植物」、「動物」、「人物」、「縁起物」などのジャンルに分けて編集されているのですが、個人的はやっぱり「動物」の図案が好き(動物の表情やポーズがどれもステキ)。
こういった本は眺めているだけで楽しいですね。